観光地を逆転発想で話題化!地域PR戦略術

観光客はそれなりに来ているのに、SNSやメディアでの話題性が乏しい…。そんな地域は意外と多く存在します。確かに人は訪れているものの、情報発信の幅や切り口が限られているため、全国的な認知や継続的な注目にはつながっていません。

このような状況に陥る原因は、主に以下の3つです。

  • ターゲット設定の固定化:長年同じ層に向けた発信ばかりで、新規ファンを獲得できていない。
  • コンテンツのマンネリ化:同じような写真や情報が繰り返され、新鮮味が薄れている。
  • 既存イベントの活用不足:イベントはあるのに情報が届かず、来場者層や拡散効果が限定的。

では、どうすればこの「有名だけど地味」な印象を覆し、一気に話題を集められるのでしょうか。答えは、逆転の発想にあります。

情報が届かないイメージ

1. ターゲット層をあえてずらす

従来のメインターゲットから意図的に外れた層にアプローチすることで、新たな話題を作り出せます。
例えば、家族連れが中心の温泉地であれば、あえて若いカップルや一人旅向けの特集を組む。逆に、若者向けのフェスが有名な地域であれば、シニア層が楽しめるゆったりとしたプランを提案するのも一手です。

ターゲットを変えると、発信のトーンや写真の見せ方、イベントの内容も変わります。その結果、既存のファンにも「新しい顔」を見せることができ、再訪を促すきっかけになります。

ターゲット層シフト図

2. SNSでの拡散を狙ったコンテンツ作り

SNS上で話題になるためには、単なる観光地紹介ではなく、「シェアしたくなる要素」を組み込むことが重要です。
例えば、以下のような企画が考えられます。

  • フォトスポットを期間限定で設置(例:夜だけ光るアート)
  • ご当地キャラクターとコラボしたユニークな動画
  • 「〇〇チャレンジ」形式で誰でも参加できる投稿キャンペーン

加えて、Instagramならハッシュタグ戦略、X(旧Twitter)なら拡散性の高い画像や引用ポスト活用、TikTokなら15秒で魅力が伝わるショート動画など、プラットフォームごとの特性を活かすことが不可欠です。

SNS拡散の流れ

3. 既存イベントを再編集する

地域に根付いたイベントこそ、逆転発想で新しい切り口を加えるチャンスです。
例えば、毎年同じ構成の夏祭りに「異業種コラボブース」を追加したり、マラソン大会を「仮装ラン」に変更するなど、既存の枠組みを少し崩すだけで話題性が生まれます。

さらに、イベント内容をそのまま配信するのではなく、編集してコンテンツ化すると拡散効果が高まります。短いハイライト動画、参加者インタビュー、舞台裏の様子などは、視聴者の興味を引きやすくなります。

既存イベントの再編集アイデア集

4. 逆転発想を支える体制づくり

斬新なアイデアを出すには、柔軟なチーム構成が必要です。観光協会、自治体、地元企業、クリエイターなど、多様な人材が関わる場を意識的に作りましょう。
さらに、アイデア出しだけで終わらず、試験的に小規模で実施し、反応を見ながら改善する「スモールスタート型」の運用が成功への近道です。

「有名なのに地味」という状態は、裏を返せばまだ伸びしろが大きいということです。ターゲット層を変える、SNSで拡散を仕掛ける、既存イベントを再編集する――こうした逆転発想の戦略は、今ある資源を生まれ変わらせ、地域全体を輝かせる力を持っています。

大切なのは、従来の成功パターンに固執せず、新しい見せ方や体験を生み出すこと。そして、その変化を一貫したストーリーとして外に発信することです。

いきなり大きな改革をしなくても構いません。小さな実験的企画から始め、反応を分析しながら改善を重ねていくことで、大きな波を起こすことができます。
次のイベントや観光キャンペーンでは、ぜひ一つでも逆転の発想を取り入れ、地域の新しい一面を世界に届けてみてください。

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