広報がSNS対応で悩む理由
広報担当者にとって、SNSはもはや「 特別なツール 」ではなく「 日常の情報発信手段 」になりました。
とはいえ、「 何をどう発信したらいいのか分からない 」「 炎上が怖くて動けない 」「 若手に任せたいが、育て方が分からない 」といった悩みは後を絶ちません。
なぜ広報はSNSに苦手意識を持つのでしょうか?
それは、SNSの性質が「 瞬間的・感覚的・自律的 」なものであり、従来の広報スキルだけでは対応しづらいからです。
しかし、裏を返せば、SNS対応は「 新しい広報力 」として後天的に育成可能なスキルでもあるのです。
各プラットフォーム別スキル分類
広報に必要なSNSスキルは、「 どのプラットフォームを軸にするか 」で変わってきます。以下に代表的なSNSごとの育成ポイントを整理します。
Instagram: 「世界観 」と「 整え力 」
- 写真・リールの構図センス
- 投稿の統一感(トンマナ/色/文字)
- ストーリーズでの双方向発信
X(旧Twitter):「 言語センス 」と「 瞬発力 」
- 140文字の共感コピー力
- 時事トピックへの瞬発的反応
- 炎上・炎上未満に対する感度
TikTok:「 ストーリー設計 」と「 演出力 」
- 冒頭3秒で引き込む構成力
- 音楽・テロップ・表情などの表現技法
- トレンド把握と独自切り口の融合

実践型ワーク:投稿添削・リスク対応訓練
添削で「 表現の幅 」を知る
若手の文章を「 伝わりやすくする 」視点で添削し、「 なぜその言葉にしたか? 」という対話を重ねることで、広報センスは確実に育ちます。
リスク対応訓練は“シミュレーション”で
SNS上で想定される炎上・誤解・拡散トラブルなどをケースにし、
「 どの段階で止めるか 」「 誰が判断するか 」などのルール作りをチームで訓練します。
若手に任せる前の“安心装置”になる
ワークや訓練を通じて、「 任せてもいい 」「 自分で判断できる 」状態をつくることが、SNS活用を前進させる土台となります。

SNSの“感度”を高めるトレーニング
毎日“見る習慣”がセンスを育てる
SNSをただ投稿するだけでは、センスは磨かれません。
毎日3〜5分でいいので「 流行っている投稿を観察する 」習慣をつけましょう。
- バズっている投稿の「 冒頭5秒 」はどう始まっているか
- どのハッシュタグが刺さっているか
- 写真や表現はなぜ惹かれるのか
この観察を続けることで、自分なりの「 トンマナ 」や「 共感スイッチ 」が育ちます。
インプット→アウトプット→振り返りのループ
- トレンドを観察(インプット)
- 試しに投稿してみる(アウトプット)
- いいね/保存/コメント数で振り返る(改善)
このループを週1でも実行すれば、着実に感度は上がります。

センスは磨けるスキルである
SNS発信における「 センス 」は、特別な才能ではありません。
むしろ、観察力・言語力・共感力を積み重ねていく「 後天的スキル 」です。
- 各SNSの特性を知る
- 表現力や感度をワークで育てる
- 自分の中の軸やトンマナを持つ
これらを意識的に取り入れていけば、広報としてのSNS力は確実に伸びていきます。
そして何より、「 若手のセンスを信じ、育てられる広報リーダー 」が、これからのチームには求められています。
MONWORLDからのご提案
MONWORLDでは、「 SNS時代に強い広報チーム 」を育てるための
実践型の伴走支援を行っています。
- Instagram/X/TikTok 運用の内製支援
- 炎上・拡散トラブルのリスク対応ガイドライン策定
- 広報チーム向けSNSセンス育成トレーニング
など、SNSをただ「 発信する 」だけでなく、「 成果につなげる 」広報力を磨くご支援が可能です。
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