採用広報が“あるだけ”になっていませんか?
SNSでの投稿もしているし、採用サイトには社員インタビューも掲載。なのに、なぜか成果につながらない——そんな企業が少なくありません。
多くの場合、原因は「広報施策が設計されていない」ことにあります。ただ発信するだけでは、求職者の心には響かず、競合他社との差別化もできません。
この記事では、採用広報が機能しない理由をひもときながら、どのように設計し直せば成果につながるのか、5つの見直しポイントと共に解説します。

1. よくある失敗パターン
採用広報がうまくいかない企業には、以下のような共通点があります。
① 目的が曖昧
「とにかく発信すること」が目的になっていませんか?採用広報の本来の目的は「魅力を伝え、興味を引き、応募につなげること」です。
② ターゲットが設定されていない
誰に伝えるのかが明確でなければ、メッセージは届きません。ペルソナ設定は最初の一歩です。
③ 発信が止まっている
更新頻度が落ちて「最後の投稿が3か月前」では信頼を損ないます。継続発信の仕組みが必要です。
④ 全てが人任せ
広報の担当者が一人孤軍奮闘していませんか?社内での巻き込みと協力体制が重要です。
⑤ 効果測定がされていない
投稿のインプレッション数やエントリー数などのKPIを定め、検証と改善を行う体制が必要です。
2. 採用広報の“設計”を見直そう
単発で終わらせない、戦略的な採用広報には「設計」が欠かせません。以下の流れで見直すと効果的です。
- 目的の再定義:採用広報で何を実現したいのか?例:認知拡大/ブランド強化/母集団形成
- ターゲット明確化:どんな人に、どんな印象を持ってもらいたいのか?
- KPIの設定:数値で追える目標(例:エントリー数、資料請求数など)
- チャネル設計:ターゲットに届く発信先(例:X、Instagram、YouTube、自社採用サイト)

3. 自社の“らしさ”を再発見する
「うちは何を伝えれば良いか分からない」という声もよく聞きます。しかし、求職者が求めているのは“リアルな中身”です。
- 社員の働き方や経営者の価値観
- 社内イベントや日常の風景
- 職場の空気感や文化
これらは他社と差別化できる強力なコンテンツです。社内インタビューや動画で表現しましょう。
4. 成果を出している企業の共通点
採用広報で成果を出している企業は、以下の特徴があります。
- 経営層が関わっている
- ストーリー設計がある
- 社内横断的な体制がある
- 広報と人事が連携している
つまり、経営と接続されているのが最大のポイントです。

機能する採用広報は、戦略と連携から
いくら発信しても、それがバラバラで“独りよがり”になっていては意味がありません。採用広報は「伝わる設計」と「社内連携」があってこそ、初めて成果に結びつきます。
この機会に、一度立ち止まり、戦略の再設計を行ってみてはいかがでしょうか。
🏢 MONWORLDについて
採用広報がうまくいかない、何から始めればよいかわからない–そんな企業を、MONWORLDが全力でサポートします。
- 採用広報の戦略設計
- ペルソナ設計からコンテンツ企画
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「想いを伝える力」で、採用広報の可能性を広げていきます。まずはお気軽にご相談ください。